5月のリスニング
Joshua Abrams & Natural Information Society - Maroon Dune
Alice Coltrane Turiyasangitananda - Om Rama (Official)
Joshua Abrams & Natural Information Society / Simultonality
シカゴのジャズ/音響ベース奏者Joshua Abrams。本作は2015年に発表したMagnetoceptionの続編であり、モロッコに伝わる儀礼音楽ベース楽器ゲンブリ他の民族楽器を駆使したアヴァンギャルドジャズ!
Gas / Narkopop
ウルフガング・フォイトアンビエント・テクノのプロジェクト、17年ぶりの新作。森林を彷彿とさせる幻想的で重厚なアンビエント・サウンド。アートワークもこれまでの作品と連なるようなVOIGT自身が撮影したケルンの森の写真を使用。
Kara-Lis Coverdale / Grafts
TIM HECKERやHOW TO DRESS WELL作品にもピアノやプロデュースで参加している、マルチな女性アーティストKARA-LIS COVERDALEによる新作。ミニマリズムやフォーク・ミュージック、ニューエイジ~アンビエントの芳香を高次元で感じさせるディープリスニング。
Gerardo Iacoucci / Le Avventure
イタリアの作家Gerardo Iacoucciの70年代初期音源。ジャジーでアブストラクトなスピード感あるリズムセクションに、サイケデリックなファズギターとライブラリー的電子音使いが猛烈。
Alice Coltrane / The Ecstatic Music of Alice Coltrane Turiyasangitananda
スピリチュアル・ジャズの原点であるジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーンの妻にして自ら奏でるピアノ、ハープを駆使した数々の名作を残すアリス・コルトレーン。自らのスピリチュアル・コミュニティ内にのみカセット・テープ・フォーマットで発表していた幻の音源。
Leyland Kirby / When We Parted
The CaretakerやThe Strangerの名前でも知られるLeyland Kirbyの、高額化していた2009年名盤が初のヴァイナル・リイシュー。悲壮感漂うダーク・アンビエント。
David Pritchard / Nocturnal Earthworm Stew
カナダ人アーティスト、奇才DAVID PRITCHARDの1976年リリース唯一作。電子音楽からクラウトロック、プログレッシブ、フリージャズ、ノイズ、コラージュを詰め込んだカナディアンエレクトロニクス。
4月のリスニング Part2
Sexedelic / Sexedelic
'70年代B級スパニッシュ映画監督、Jesús Franco作品のサントラ常連、独ジャズ・ロック~クラウトロック・バンド、Embryoの元メンバー、Siegfried SchwabとManfred Hüblerによる'71年リリース作。
Ragnar Grippe / Sand
La Monte Young,Terry Riley,Steve Reich、数々の名作レア盤のリリースでしられる仏Shandarから、1977年リリースされていたミニマル名作。エレクトロニクスと浮遊感、アンビエント感溢れるオーガニックな作風は非常に瞑想的。
Bremer/McCoy – Enhed
Bremer/McCoy – Ordet
デンマークのジャズ奏者で、ベーシストのJonathan BremerとピアニストのMorten McCoyによるデュオ、Bremer/McCoyが2015年に発表した代表作。刷られたレコードの殆どがデンマーク国内で売れてしまったという一作。生暖かくも冷たく、メランコリックで瞑想的なサウンド。
4月のリスニング
Oren Ambarchi - Hubris, Pt. 1 [Editions Mego]
Mariah - 心臓の扉 (Shinzo No Tobira)
Various / Outro Tempo: Electronic And Contemporary Music From Brazil 1978-1992
80年代サンパウロで起こった前衛音楽ムーブメント発掘音源。アンビエント、ジャズフュージョン、ミニマリズムの要素を融合されたブラジリアンコンピレーション。
Jonny Nash / Eden
前作までのマンドリンは影を潜め、バリに滞在したときに影響を受けたと見られるガムランやゴングなどのオリエンタルな音色を多数フューチャーした意欲作。
Mariah / うたかたの日々
清水靖晃を中心に結成された実験的ロックバンド 、MARIAHが1983年にリリースしたアルバム『うたかたの日々』。今回の再発にあたり、ドイツのDubplates and Masteringにてリマスターが施され、オリジナル盤と同じく45回転の2枚組で完全復刻。
Arca / Arca
前作以来、1年半ぶりの新作。初めて自身の歌声を披露したアルバム。今回のアルバム今までの彼のアルバムで一番いい感じ。
加山雄三 feat. ECD, Punpee / 君といつまでも (Together Forever Mix) / お嫁においで 2015
生誕80周年を記念して加山雄三のREMIXアルバム『加山雄三の新世界』からのシングルカット。
Oren Ambarchi / Hubris
オーストラリアの前衛、Oren Ambarchiの最新作。今回の参加アーティストはJim O'Rourek, Ricardo Villalobos, Mark Fell, Keithfullerton Whitman, Arto Lindsay,等々と凄い。テクノ好きから音響好きまで推薦できる一枚!クソかっこいい!
3月のリスニング!
Lambchop - NIV (Official Audio)
Tornado Wallace - Lonely Planet
Lambchop – FLOTUS
オルタナ・カントリー・バンド、ラムチョップの新アルバム『FLOTUS』をリリース!初期の電子音楽から影響を受けたとのことで、ミニマルかつ暖かくて柔らかく丸い音のアルバムに。全体的にいい曲で18分を超える長尺トラックも飽きずに聞ける。
Tornado Wallace - Lonely Planet
Music From Memory傘下のSecond Circleからも登場し、ANIMALS DANCINGのレジデントを務めるメルボルンのTornado Wallaceの最新アルバム。製作に4年を費やしたというのもうなずける繊細に編みこまれたエレクトリック・ミュージック
Mor Thiam – Dini Safarrar (Drums Of Fire)
1973年に小規模でプレスされたセネガルのドラマー、モル・ティアムの「Dini Safarrar」はジャズ、ファンク、ヒップホップ、アフリカン・ポピュラーの愛好家に絶大な支持を集める大傑作。
Nico Niquo – In A Silent Way
オーストラリア・メルボルンの次世代OPN = Nico Niquo。ジャングルやドラムンベースを解体した奇怪なベースやニューエイジ・アンビエント
Charlemagne Palestine – Godbear
どこまでもピアノが舞う87年録音のミニマリズム名作!1998年のオランダBAROONIからのCDリリースからのリマスター・レコード再発。アーリー・ミニマルの巨匠。パレスタインの87年ワシントンの教会内でのライブ収録。
2月のリスニング part2
Don’t DJ - Pornoire [Berceuse Heroique 031]
Les Gracies / Low Doses
サン・ラの精神を受け継ぐ実験的電子フリージャズ!! AFRIKAN SCIENCESとGAEL SEGALENのユニットLES GRACIES。
Unknown Me / Awa EP
やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大からユニットUNKNOWN ME!浮遊感を帯びた上音に疾走感のあるビートが融和したアンビエント・ハウス。「UNKNOWN SESSION vol.1」 Live CD 付き
Don't DJ / Musique Acephale
デュッセルドルフのリズム感の伝道師、Florian Meyerによるソロプロジェクトクラウト的な解釈を経たアフリカ音楽への畏敬に溢れ、バラエティとメロディに富んだ趣のあるトライバル・ハウス。
Heavenly Music Corporation / Lunar Phase
電子音楽家、Kim Casconeが別名義で制作。潮の干満と月の運行を組み合わせた「タイドテーブル」を基本として、24時間高音質な環境音を絶え間なく放送していた日本衛星デジタル音楽放送、St. Giga用に制作された1995年ニューエイジ超傑作。
Ramzi / Phobiza Vol. 2 "Noite"
カナダはモントリオール生まれ、バンクーバー在住の女史作家Ramzi。Phobiza Dia: Vol.1」の続編、得体の知れない南国ムードとふわふわと浮遊するようなスペーシー・シンセサウンドが溶け合った、新たなニューエイジアンビエント。
2月のリスニング!
Car Seat Headrest - "Drunk Drivers/Killer Whales"
Radian - Scary Objects (Official Audio)
Radian - On Dark Silent Off
オーストリアはウィーンを拠点とするトリオ、『chimeric』以来7年振りとなる、新作。トラピストのギタリスト、マーティン・ジーヴェルトが加入したことでエレクトリック・ギターが全面化してロック色が強くなった。
Car Seat Headrest – Teens Of Denial
23歳ソングライター、ウィル・トリードによるCar Seat Headrestがフルバンドとしては初となるセカンド・アルバムをリリース
Steve Mason – Monkey Minds In The Devil's Time
Steve Mason – Meet The Humans
The Beta Bandのフロントマン、スティーヴ・メイソンのソロ・アルバム。アコースティックギターをベースにしたソングライティング、電子ドラムと生ドラムを合わせたビート、ダブっぽい不思議な反響音。Domingo Cura – La Percusión en el Folklore Argentino
フォルクローレ・パーカッション、アルゼンチンを代表する打楽器奏者巨匠ドミンゴ・クーラ。幾重にも重ねられたリズムが様々な表情をみせる”Percusion”プリミティブなリズムにジャジーな演奏が絡む。